心のままに

「ピンチも悩みも、人生のエンターテイメント。どうやって解決して行くのか考えたらおもしろい」とのこと。さて……

こんなこともあるさ

災難に遭う時節には災難に遭うが候
死ぬ時節には死ぬがよく候
これはこれ災難を逃れる妙法にて候
(災難に遭う時は災難に遭い、死ぬ時は死ぬしかない。避けられないのなら、あるがまま に受け入れて、懸命にやるしかない。それが一番のリスク回避)


もちろんこれは、かの有名な「良寛和尚」の言葉。71歳の時、新潟・三条で大地震に遭い、その時に同じく災害に遭い子供を亡くした知人、へ宛てた手紙の一文。


災難は色々だし、それぞれの受け止め方も違うけれど、アレが悪い、コレが悪い、誰が悪い、と言えるものではない。こんなこともあるさ、で前を向いて行かないと、身がもたんわ。

転位行動

動物が、「攻撃」か「逃避」かの選択を迫られるといった「葛藤状況」に置かれた時に、それ以外の全く別の行動をとることが、「転位行動」。


例えば、
・トビウオが、縄張り争いで相手を威嚇している時に、突然、水底に穴を掘り始めたり、
・ネコが不安を悟られないために、グルーミングしてカムフラージュしたり、
・ケンカの最中の鳥が、急に地面をつつき出したり、
など、本来の目的とは関係なく触発される行動のこと。


私の場合は、「やけ食い」か。かねて食べないジャンクフードとかを。――ああ、つまらん。せめて「やけ酒」だろう、いい歳して……。

狂った指令

本来、生物とは、生命の維持に必要最低限の量の食糧しか食べなくてもよいように、体ができている(らしい)。体に必要なものだけをわずかに食べていれば、体内で栄養素を効率よく使って、健康で頑強な体を保てる(らしい)。


ところが、今や人間の脳は、食べる必要がないものも「食べたい」と指令を出してしまう(らしい)。そして、狂った指令を出し続け、中毒になってゆく(らしい)。


これって、食べ物に限らないなあ。愛情をかけるものへの執着(勝手に好きになってて)、欲しいものへの執着(どんだけ持てば気がすむのか)、嫌いなものをとことん遠ざける執着(殺そうとするぐらいに)……等々。こんな指令を出す脳を誰がコントロールするん?