心のままに

「ピンチも悩みも、人生のエンターテイメント。どうやって解決して行くのか考えたらおもしろい」とのこと。さて……

2020年5月のブログ記事

  • 町へ出ると

    飲食店の店先で、メニューの見本を眺めながら、 「本物? 作り物?」とワイワイ騒いでいる。  店主が出て来て、ポツリ。 「本物ですよ。〃死後硬直〃してるけど」  聞いたほう、固まってた。 電車で隣に座ったご婦人、スーパーの袋にお寿司の包みを 入れている。袋が斜めになっているので、 「お寿司、大丈夫で... 続きをみる

  • 人生は初めてだから

    ★『永遠に生きるために学ぶべき。明日死ぬために生きるべき』                   (スマトラ・ガンジー) 有名な言葉です。 でも、この言葉のほうがいい。 ★『今日やることは明日やろう。明日やることは明後日やろう』                       (ある芸術家)    もっ... 続きをみる

  • 誤作動は何のため?

    一年前にもらった大きな観葉植物。水やらないとダメだし、長く留守は できないな、と心配したけど、結局、そんな事態も無かった。 枝ぶりを眺めていると思い出す……。 10歳くらいの頃、登った木から(枝から)落ちた。 3mもない高さだから、多分、ほんの1秒くらいで地面に着いたのに、 落ちてる間に、「あー、... 続きをみる

  • 〇〇〇の始まりは

    一人暮らしになって、パソコン関係のものに不具合が出ても、すぐに頼れる 人がいない。ひやひやしながらも、意外とやってこれたのは、ネットを探ると 解決策が出ていたりするからだけど、いつでも上手く行くわけじゃない。 この間のこと。文書を印刷しようとしたら、プリンターか゛おかしくなった。 思うような印刷物... 続きをみる

  • 空想を広げて

    ちまたでは、政府のマスクだの給付金だのとニュースが飛び交っているのに、 私の周りはシーンと静かで現実味が無かった。ところが、今日、ポストに マスクが! 私も忘れられてはいないんだ、と、そっちに安心。マスクには 困っていなかったので。もっとも、マスクの袋に宛名なんか書いてないから、 気持ちは複雑……... 続きをみる

  • しょうじんかんきょして

    久しぶりに買い出しに行くと、スーパーの棚に、ドライイーストが無い。強力粉が…… あるけど、残ってるのは大袋だけ。そこまで大量に要らないし。 そんなん買いに行ったのに、結局、他の物を無理やり買って帰った。ずいぶん前 でも同じ状況で、用事ついでに遠くのスーパーに寄ってみても、棚は空っぽだった。 無塩バ... 続きをみる

  • 昔には戻れないのに

    犬が寿命を迎える時がきてもあわてないようにと、準備していた〃ヒツギ〃です。 紙でできていて、とても頑丈。 もちろん、必要になるその日までは、折りたたんでペチャンコにして、しまって いました。けれど、〃その日〃に箱に組み立ててから、実は、中に入れるのに 苦労しました。家族が亡くなっていて家には私しか... 続きをみる

  • お化けでもいいから

    ここ数日悩み続け、すっかり疲れてしまいました。心が疲れるなんて、ずいぶん久しぶりの経験かもしれません。自分自身を見直すよい機会とは言え、ぐったりです。お陰で、自分は強くない人間なのだと、よく分かりました。 ぼんやりしている時に、一年前に逝った大型犬を思い出しました。夫の後を追うように猫も逝き、犬と... 続きをみる

  • 居ても立っても……

    悲しい感情(怒りの感情も、そうだけど)を強く持つと、心を病んでしまうから、 人は無意識に、共感できる範囲をせばめているらしい。考えないようにするとかして。 範囲を広げると、例えば、遠い国の小さな子供たちが飢えている状況を知って、 居ても立ってもいられず、どうすることもできない自分を責めてしまうよう... 続きをみる

  • 心、どうされましたか

    街頭インタビューで、上の前歯が4~5本無いオッサンに、 「前歯、どうされました?」 「銀行に預けとる」 今の私は、毎日が心ここにあらずの状態……つらい。 「心、どうされました?」 「神様に預けとる」 てなもんか。

  • にっちもさっちも

    家族がいて、犬も猫もいて、わいわい生活してて、 それなのに自分一人になる空間も時間もある。これが理想の暮らしなんだなあ、 と、つくづく思う。 ひとり暮らしの今、犬か猫がいてくれたらと思うけれど、私に何かあったら どうにもできない。私が誰にも連絡できずに逝っちゃったら、彼らは餓死? そうなる前に(私... 続きをみる

  • どうしたら……

    ここまで生きてきて、 振り返ればただもう忙しくて、 毎日やらなければならないことに振り回されていた。 ところが、今、何の制約もない時間をたっぷり持っている。 自由過ぎる。だから、どう生きていいのか、 実は分からない。 周りで、自死した人を何人か知っているが、 やっと、気持ちが分かった。何のためにこ... 続きをみる

  • 死なない機能

    人の体には、急激な外からの環境変化に対して、今よりは悪くならないようにする機能、があると言う。体温、水分量、血糖値などを正常に保つよう調整されるわけだ。――「ホメオスタシス機能」 例えば、非常時で食べられない生活が続いたとしても、ある程度体重が減った時点でSOSが発信されて、体重の現象を防いでくれ... 続きをみる

  • ゴキブリ二……

    ラジオをオンにして台所でゴソゴソやっていたら、「ゴキブリ……シタ……」と聞こえた。ん、ゴキブリがどうした? と、しっかり耳を傾けると、「ゴキブリ二ゲンショウシタ……」と言う。何のこっちゃ? わけが分からない。 耳が悪くなった、聞いたことがすぐに理解できなくなっている、と落ち込みそうになったけれど、... 続きをみる

  • ポジティブシンキング

    〃恩赦妄想〃とは、死刑を宣告された人が、処刑の直前に、「自分は、土壇場で恩赦されるのだ」と空想し始めること。結局は、段々と精神が壊れ、感情の無い人間になって行く。それは、生き延びるための、自己保存メカニズムらしいのだが。 ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』によると、ナチスの収容所から運よく解... 続きをみる

  • 偶然

    志賀直哉の小説『盲亀浮木』の内容そのもののような偶然は、何度かある。そもそも、今、自分がこの世に存在していることが偶然の産物なのだ……と思いながら、何度かあった偶然を振り返ってみる。 で、旅行中に外国の町中でばったり知人に会ったこととか考えてみても、その他の事だって、すべてが偶然の積み重ねだから、... 続きをみる

  • コノヤロー

    年取ると切れやすくなる人が多いそうだ。感情の中枢が衰えてくるかららしい。スーパーのレジに並んでいて、店員に「早くせんか!」と怒鳴る年寄り。それを見ていて、「うるさい! 静かに並んどけ!」と怒鳴る年寄り……。 年取って涙もろくなったという人も、実はこのナニが衰えてきたからだと言う。 ところで、このと... 続きをみる

  • 思い上がり

    文章を書くカルチャーセンターの教室で、ある人が、孫が幼くして小児がんで亡くなった出来事を小説にして合評に出した。その教室は、言葉の使い方や文の構成などを学ぶところ。一人の人が、小説の内容が事実だと聞かされて、泣き出し、意見が言えなくなった。そして、内容はさて置き、作品についてシビアに意見を言う人を... 続きをみる

  • こんなこともあるさ

    災難に遭う時節には災難に遭うが候 死ぬ時節には死ぬがよく候 これはこれ災難を逃れる妙法にて候 (災難に遭う時は災難に遭い、死ぬ時は死ぬしかない。避けられないのなら、あるがまま に受け入れて、懸命にやるしかない。それが一番のリスク回避) もちろんこれは、かの有名な「良寛和尚」の言葉。71歳の時、新潟... 続きをみる